足がつる病気とは?そのこむら返りは病気かもしれません

足がつったら考えてみよう

多くの人が体験したことがある、あの足がつる痛み。別名、こむら返りと言われるこの足の痛みは、ふくらはぎの痙攣が原因で起こります。突発的に「あっ」と思った時にやってくるあの痛み。筋肉疲労やミネラル不足という一過性の原因で起こるものについては、それほど大きな問題ではなく、食生活や休養、運動後のストレッチに気をつけると、大抵のものは改善されます。

 

ただ、気をつけたいのが、定期的に、長期的にいわゆる癖のように足がつる際です。なぜなら、こむら返りは、その背後に大きな病気が隠れていて、前兆のように現れる場合もあるからです。
普段私たちは、足がつっても、その場で痛みを改善して、元に戻れば何事もなかったかのようにまたいつもの生活に戻りがちですが、もしあなたのそのこむら返りが、週に2、3回とか、あるいは毎週現れるようであれば、体調の変化をしっかり見落とさないようにして、その背後に隠れいている病を早期発見して早期に治療を行うことが必要です。こむら返りが前兆としてみられる病の中には、発見が遅ければ、完治が難しくなったり、何かしらの後遺症が残ってしまうものもあります。

 

これからご紹介する病には、こむら返りが見られるものですので、是非ご参考にしてください。

 

どうしよう・・・ これってこむら返り!? 

 

どうしよう・・・ 足がつった!! 

糖尿病で足がつる

足がつる病気としてまず第一に考えられるものが、糖尿病です。実際、多くの糖尿病の危険度を測るためのチェックリストの常連として挙げられます。
糖尿病は、血液中のブドウ糖の量を調節するためのインスリンという物質の分泌が正常に行われないために起こる病気です。ブドウ糖は体のエネルギーとなるため、絶対必要なものですが、血液中に必要以上に大量にあると、その働き自体が悪くなり、結果、高血糖状態となります。なぜ糖尿病、あるいは糖尿病の危険性がある場合足がつるのかというと、糖尿病になると、それにより運動神経の障害が起きてしまいます。糖尿病はふくらはぎの運動神経が麻痺してしまうので、結果、足がつりやすくなるというわけです。また、血糖値が高いと、手先や足先などの冷えが起きますので、より足がつりやすいかんきょうになってしまう、というわけです。
足がつる他にも、急激な体重の増減や、疲れやすくなった、よく喉が渇く、疲れやすい等の症状がみられる人は、早期に病院を受診することが大切です。糖尿病は重症化すると、脚の壊死や失明、インスリン注射が必要になり、日常生活に不自由が生じますので、気になる方は早めに医療機関へ行くことが大切です。

椎間板ヘルニアで足がつる

椎間板ヘルニアは、腰椎の中の骨と骨の間の椎間板と呼ばれるクッションが、なんらかの原因で飛び出したり腫れたりしている状態のことをいいます。
通常、私たちの骨は、骨と骨の間にクッションのようなものがはいっており、そのクッションが上手く作用するため、関節を曲げてさまざまな動作ができます。椎間板ヘルニアは、この機能が正常に作用しないため、腰痛が出ます。椎間板が正しい位置にないため、神経を圧迫し、結果、運動神経の異常反応が出て足がつる症状が出ます。椎間板ヘルニアの場合、もう腰痛という生半可なものではなく、激痛が走り、微動だに出来ず、ただただ痛みが去っていくことを念じながら時間が過ぎるのを待つしかありません。椎間板が飛び出している状態であれば、治療により改善される可能性がありますが、腫れている場合は手術以外の治療は難しいものですので必ず医療機関で医師の診察を受け治療することになります。
椎間板ヘルニアかどうかのチェック項目は、他にも立った姿勢から腰を曲げて(前屈をして)ものを取ることが出来るか、どこにもつかまらずにつま先立ちやかかと立ちができるかどうかといったことが挙げられます。気になる方は是非チェックしてみてください。

 

 

脊柱管狭窄症で足がつる

脊柱管狭窄症は脊椎の中にある神経が通る部分(脊柱管)が狭くなる(狭窄症)病気です。狭くなるということは、通りにくく神経が圧迫されるようになり、その結果、運動神経の伝達が上手くいかなくなり、筋肉の緊張状態を作り出すことになり、結果、足がつりやすくなります。
脊柱管狭窄症は、症状が悪化すると、歩行も困難になるほどの痛みが伴います。また、治療開始が遅くなると、完治が難しくなり後遺症が残る場合も出てきますので、早期発見と早期治療がポイントになります。
足がつる症状の他にも脊柱管狭窄症の症状としては、腰椎部分の痛み、筋力低下が見られます。また、脊柱管狭窄症の場合、体を前屈すると痛みが一時的に治まり、逆に腰を反らせると痛みが増すという傾向があります。また、継続して痛みがあるというよりも、しばらく休んでいると痛みがなくなり、動くとまた痛みが出るといった間欠性跛行(かんけつせいはこう)が現れます。また、症状が悪化すると、排尿にも障害が出てくるようになります。脊柱管狭窄症は、レントゲン検査やMRI検査で簡単に分かるので、足がつる他にも上記のような症状がみられる人は、一度早めに医療機関で検査をしてみることがお勧めです。

脳梗塞で足がつる

脳梗塞とこむら返りは本当に関係があるの!?という方もいるかもしれませんが、実はこの2つはとても密接な関係があります。
脳梗塞は、脳の血管が狭くなり、詰まってしまう病気です。発見が早ければ治療できますが、遅ければ、脳細胞がダメージを受け、運動神経や記憶する機能に障害が出てしまう危険性がある病気です。脳梗塞は、高血圧や糖尿病を患っている方、喫煙者、心疾患がある方などは、それだけでリスクが高まる病気ですので、これらの症状がある方で頻繁に足がつるという方は、必ず担当医にお知らせをしておくことが大切です。自分勝手に、このこむら返りは、単に水分不足だとか、ちょっと歩きすぎて疲れたかな、と診断して放っておくのは、とても危険。必ず医師に伝えて、脳梗塞のリスクを回避出来るようにしておかなければなりません。もちろん、上記のような症状がない方でも、脳梗塞はある日突然自覚症状が出て来ることは十分にあり得ます。そのためにも、不摂生は出来るだけ避けて、規則正しい生活と食生活を心掛けておきたいものです。
こむら返りと脳梗塞は、大げさではなく、本当に関係がある症状です。是非、心に留めておいて、万が一の際にに備えておきましょう。

閉塞性動脈硬化症で足がつる

閉塞性動脈硬化症とは、足の血管が詰まる病気です。血行が悪くなり、運動神経が誤作動を起こしているような状態で、足がつります。
前出の病気の場合、命にも関わる危険性の高いものもあります。この閉塞性動脈硬化症の場合も、重症化すると、脚が不自由になることもありますが、軽症であれば、なんと、自分で治すことが出来るものです。自分で治す方法をご紹介する前に、まずは、閉塞性動脈硬化症かどうかのチェック方法があります。仰向けになり、両足を壁や椅子、ソファなどにあげます大体45度位持ち上げます。この状態で1分間両足首を動かします。1分後、足の裏をチェックします。片方の足の裏が白く色が変わっている場合、閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。これは足の甲の色の変化でも確認が出来ます。

 

さて、軽症の場合ですが、ウォーキングによって、血流を改善し、この病気を改善することができます。ウォーキングと言っても、1分間歩いて3分間休憩を10回繰り返す、これが1セットです。これを1週間に3セット行います。たったこれだけ?と思うかもしれませんが、この方法で、血管が新しくなり、血流が改善されるのです。ただ、自己判断せずに、予め医師の診断を受けてから行いましょう。

関連リンク

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